inali☆enably

おそらくたまにしか書かないはてなブログ

リンクの否認をやってみた。

なんだか某サイトとか某ブログにわけのわからない質の悪い(悪意のある)リンクが複数付いていて、どうも同じ人がやっているようなのがわかったため、「リンクの否認」ってのをやってみました。

以前に書いたように、bing ではカジュアルにリンクの否認が出来るようになっているので、これはアカンやろってサイトからのリンクに気がついた時にサクッとやってみてたんです。

でも、Googleのリンクの否認の場合、どうも基本的にそういう使い方をするものではなくて、『PageRank を操作する意図のある悪質なリンクや品質の低いリンクをできる限り削除』した上で、『削除できない PageRank を操作する意図のある悪質なリンクや品質の低いリンクがある場合は、そのリンクを否認する』という使い方をするものだという認識だったんです。

PageRank を操作する意図があって、自分がリンクを作ったり依頼しているわけではないので、ぜんぜん関係ないはず。

なので、自然に付いている糞リンクなんてものは、特に自分では何もしなくても「勝手に付いた価値のない糞リンク」として、有効なリンクとしてはノーカウントというか、自動的に無効扱いになっているだろうと考え、今まで何もしてこなかったわけです。

だって実際こういう感じで書いてあるものだし…。

リンクを否認する

PageRank は、他のサイトからの参照リンクに基づいてページの重要性を Google が評価したものです(PageRank は重要な情報を示すものですが、関連性の判断に使用されている 200 以上の要素の 1 つにすぎません)。通常、他のサイトからのリンクは、サイトの品質に対して投じられた票と見なされます。

Google では、第三者のサイトでの操作がウェブサイトに悪影響を及ぼさないようにすることに注意を払って取り組んでいます。場合によっては、ページやサイトについての Google の評価に参照リンクが影響を与えることがあります。たとえば、ご自身やご利用の検索エンジン最適化業者(SEO)が、有料リンクや品質に関するガイドラインに違反した他のリンク プログラムにより、サイトへの不適切なリンクを作成している場合があります。まず、ウェブから PageRank を操作する意図のある悪質なリンクや品質の低いリンクをできる限り削除することをおすすめします。

こういった前提があって、

『それでも削除できない PageRank を操作する意図のある悪質なリンクや品質の低いリンクがある場合は、そのリンクを否認することができます。つまり、Google でサイトを評価する際に特定のリンクを考慮に入れないように依頼することができます。』

なわけです。そもそもこの文章から想定されるのは、自分で変なリンクを付けるような事をやってしまった人が、やる事はすべてやったが外したくても外せない「アカン」リンクが残って、それゆえに評価が下がっているという確信がある場合、それに対してのリカバリ策があるよって話っぽいですよね?

だから、こういったこととは一切無関係だと思っていて、Googleに対してはいままでリンクの否認ってのはやってなかったわけで。

ところが、最近は明らかに変なリンクを付けられているというような事がほんとうにあったりして、その中には完全に悪意があるのかどうかが不明なものから、これはもうわざと足を引っ張ったりする意図が丸出しなんじゃね?、ってリンクを実際目にするようになってきました。
たとえば中華のポルノ動画サイトとか、ロシアの中古車販売とかそういうの、まるで接点がないし、リンクされる理由もないのです。

だいたいが連絡手段のない意味不明な悪質サイトで、そういうのはもちろん自分が付けたものではなく勝手にリンクされているもので、気にしないでいいのか、気にした方がいいのか、いよいよわかんない。

でも、実際にWMTをみたらそういうのもリンクとして載っているわけです。
Googleがリンクとして認識しているわけで、ほんとうに自動的に無効なリンク扱いで無視してくれているとも思えないというか疑わしいのでどうにも気持ち悪い。

検索エンジンからそういうのを見て、自分が付けたのか、または自分が依頼して付いたのか、それとも勝手にリンクされているのかなんてわかんないのかもしれないじゃない思うと、いやな感じですよね?

あと、ロシアや中国のスパムサイトが一時期次々とリンクして来たりってのもあったりして、そっちも薄気味悪いわけです。

で、そういう薄気味悪いリンクやわけのわからないサイトからのリンクだけでなく、『相手の掲載順位を下げるという事を業務にしている国内の会社のサイト』や『尾行を業務にしている会社のサイト』からのリンクっていうのが入っていたわけで、もうね、利用実態がそうなんだし、ああ、これはもうやっちまおう、って気分に至りました。

実際にリンクの否認をおこなうとすると、そのページには注意書きがあります。

これは高度な機能なので、慎重に使用する必要があります。使い方を間違えると、Google 検索結果でのサイトのパフォーマンスに悪影響が及ぶ可能性があります。ご自分のサイトに対して、スパム行為のあるリンク、人為的リンク、品質が低いリンクが数多くあり、それが問題を引き起こしていると確信した場合にのみ、サイトへのリンクを否認することをおすすめします。

それから、WMTのヘルプ記事にも、

これは高度な機能であるため、慎重に使用する必要があります。使い方を間違えると、Google 検索結果でのサイトのパフォーマンスに悪影響が及ぶ可能性があります。ご自分のサイトに対して、スパム リンク、人為的リンク、品質が低いリンクが数多くあり、それが問題を引き起こしていると確信した場合にのみ、サイトへのリンクを否認することをおすすめします。ほとんどの場合、Google では詳しい情報を提供されなくても、どのリンクが信頼できるものかを評価することが可能なため、標準的なサイトのほとんどではこのツールを使う必要はありません。

  • 品質が低いリンクが数多くあり、それが問題を引き起こしていると確信した場合にのみ、サイトへのリンクを否認することをおすすめ
  • ほとんどの場合、Google では詳しい情報を提供されなくても、どのリンクが信頼できるものかを評価することが可能
  • 標準的なサイトのほとんどではこのツールを使う必要はありません

ん〜。

これを見ると、やっぱしなくていいのかな〜、って気にもなります。

確信があるわけじゃない、順位が下がったり(豪快に下がったというわけでもない)訪問者が減ったりするのは他の外的要因ってのも無数に考えられるわけで、たとえば本気で景気がよくないぞ、だとか、扱ってる業界全体が斜陽気味だとか、更新をサボり過ぎだとか、新商品を載せなさ過ぎだろとか、季節需要だとか、いろいろ要素はあるし。

それをすべて精査して見極めた上で、この糞リンクのせいだ!っていう確信があるかといえば、それほどでもないわけで、糞リンクも一つの要素なだけ、という気もします。

でも、最近は、

[SEO] 嫌がらせのリンクを張られた時は被リンクの否認(link disavow)を行えば良い::SEM R (#SEMR)

というような話もでてます。

一般サイトが風俗・アダルトサイトからリンクを張られたり、全く無関係なスパムサイトからリンクを受けた場合、サイト運営者はどう対応すべきか。これはGoogleが提供するリンクの否認(link disavow)ツールを使用してGoogleにそのリンクを無視するよう通知をすれば良い。対象サイト全体がスパム的な存在であれば、ドメインレベルでdisavow要求することもできる。

渡邊さんの考えでは、

全く無関係で害の及びそうなリンクを受けた時は、当該サイト管理者に連絡してリンクを削除してもらう、Googleのリンク否認ツールを用いてリンクを無視するよう要請することが望ましい。

とまで書かれています。

…ってことはもう、全く無関係なスパムサイトからリンクを受けた場合はリンクの否認をおこなっておいて問題ないですよね。

どんな経緯を経て悪質なサイトのリンクを張ったのかこっちはわけわかんないですし、わけがわかんなくても、誤解を避けるためにも、今後は不適切なリンクの自然発生を放置しない方向でいこうかと。
その後どうなるかの様子もチェックできますし、損する事はないかと。